人工甘味料は危険?その真偽を探ってみよう
「人工甘味料って体に悪いの?」と疑問に思ったことはありませんか?
健康志向やダイエットの流行に伴い、砂糖の代わりに人工甘味料を利用した食品や飲料を目にする機会が増えました。
この記事では、その真偽を解説するとともに、私たちの甘味料との付き合い方を探っていきます。
その甘さ、どのタイプ?甘味料の基本分類

甘味料とは、食品や飲料に甘みを与える成分の総称で、大きく分けると「糖質系甘味料」と「非糖質系甘味料」の2種類があります。
白いお砂糖や果物に含まれる果糖などは「糖質系甘味料」に分類されます。一方、低カロリー商品に使われているステビア、ラカンカ、アスパルテームなどは、「非糖質系甘味料」に分類されます[1]。
人工甘味料はどの分類?

「非糖質系甘味料」のうち、化学的に合成されたものを「人工甘味料」と呼びます。代表的な例として、アスパルテームやサッカリン、アセスルファムKなどがあり、低カロリー商品や清涼飲料水などの原材料表示で目にしたことがある方も多いのではないしょうか。一方、「非糖質系甘味料」の中には、植物を主原料とするステビアやラカンカのように、自然由来のものも含まれます[1]。
「カロリーゼロ」だから体にいいとは限らない!?
低カロリーや糖質オフをうたう商品には、このような「非糖質系甘味料」がよく使われています。カロリーゼロの場合、一見、肥満を防げて健康的と思われがち。しかし、世界保健機関(WHO)は、この「非糖質系甘味料」に関する新たなガイドラインを発表し、体重管理や生活習慣病予防などを目的とした使用をおすすめしないとする見解を示しました。そのガイドラインによると、「人工甘味料」に限らず、「非糖質系甘味料全般」の使用について、長期的な健康効果に否定的な見解が示されています。
具体的には、成人や子どもにおいて、長期的な体重や体脂肪の減少効果は認められず、むしろ長期使用により、2型糖尿病、心血管疾患、成人の死亡リスクの上昇など、潜在的な望ましくない影響が生じる可能性が、様々な研究で示唆されています[2]。
何を選択するかはあなたの自由。あなたはどうする?甘味料との付き合い方

「カロリーゼロ」や「自然由来」という表示だけで「安心」と思い込むのは早計かもしれません。「自然由来」「人工由来」を問わず、「非糖質系甘味料」に頼りすぎない食生活を選択していくことは、将来の健康リスクを下げるための1つの有用な手段となります。
私の完全美容食は、「非糖質系甘味料」は不使用。「糖質系甘味料」である黒糖で甘みがつけられているため、安心して取り入れられます[1,2]。
摂りすぎは注意!よく味わって、食材本来の味を楽しみましょう!

甘さは幸せなひとときをもたらしてくれる側面もあります。甘いものをとりたい時には、将来の健康リスクも考え、「糖質系甘味料」を選択すると良いでしょう。ただし、「糖質系甘味料」であっても、摂り過ぎには注意が必要です。糖分の摂り過ぎは、体重増加等の一因になることもあるからです。
食材本来の味を楽しみ、よく噛んで味わって食べる、このような習慣を身につけることが、将来の健康リスクを減らす一歩になります。
これを知ったあなたは、今日からどのような選択をしていきますか?
【参考文献】(すべて2025年8月22日閲覧)
[1]精糖工業会, 主な甘味料と分類
プロフィール
管理栄養士・ピラティスインストラクター・ホリスティックヘルスコーチ
Y U K I
現在、より”個々の健康”にフォーカスをし、フリーランスとして健康、ウェルビーイング分野で活動中。心身を内側からも外側からも整え、輝かせるために、コーチング、インナービューティー、ピラティスなども学びを深め、ホリスティックな支援をしている。 身体を動かすこと、世界を飛び回ることも好きでアクティブに人生を歩んでいる。


