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ソイプロテインとホエイプロテインどちらがいい?その違いとは?【管理栄養士解説】

鍛えている女性

近年、プロテインは筋トレをする人だけでなく、ダイエットや美容、健康維持を目的に飲む女性にも注目されています。プロテインは、種類や商品によって特徴があるため、目的やライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。
今回は「ホエイプロテイン」「ソイプロテイン」の違いを、管理栄養士がわかりやすく解説します。

「ホエイプロテイン」と「ソイプロテイン」の違い

プロテイン

代表的なプロテインには、「ホエイプロテイン」と「ソイプロテイン」があり、どちらも必須アミノ酸や分岐鎖アミノ酸(BCAA)を含みます[1]。
原材料や体内での働きが異なるため、ここではその特徴を比べてみましょう。

ホエイプロテインの特徴

ホエイプロテインは、牛乳由来の動物性たんぱく質です[2]。
ソイプロテインより、筋肉の働きなどに関与するBCAAの含有量が多く、運動後の筋たんぱく質合成を効率よくサポートします[1]。

ソイプロテインの特徴

ソイプロテインは、大豆由来の植物性たんぱく質で、消化吸収がゆるやかであることが特徴です[1]。
また、大豆に含まれる大豆イソフラボンには、骨粗鬆症の予防や更年期症状の緩和に関与するとされています[4,5]。

どちらがおすすめ?プロテイン選び

「ホエイプロテイン」「ソイプロテイン」といっても、商品により特徴が大きく異なるため、下記では選び方のポイントをご紹介します。

1、目的別の選び方

筋肉増量目的の場合は筋たんぱく質合成を促しやすい「ホエイプロテイン」が適しています[1]。

美容目的の場合は大豆由来のイソフラボンを含む「ソイプロテイン」がおすすめです[4,5]。
また、ホエイプロテインよりもソイプロテインの方が腹持ちがよく、ダイエットに向いています[1]。

2、風味での選び方

ソイプロテインとホエイプロテインでは風味や口当たりにも違いがあるため、自分に合った味や溶けやすさなど、好みに合うものを選びましょう。

プロテインをとる前に知っておきたい!たんぱく質のこと

タンパク質の食材

プロテインは手軽にたんぱく質を補える食品ですが、たんぱく質は多く摂れば摂るほどよいわけではありません。

厚生労働省が発行している『日本人の食事摂取基準(2025年版)』では、たんぱく質の過剰摂取が腎臓などに影響を与える可能性が指摘されています。
また、筋トレ中の成人を対象にした研究をまとめた報告では、体重1kgあたりたんぱく質を1.6g以上摂取しても、筋肉量(除脂肪量)は増えない可能性が高いことが示されています[3]。

どのくらいたんぱく質をとればいいの?

ポイント

たんぱく質の摂取は、まず不足を避けるために「推奨量」を満たすことが大切です。
次に、生活習慣病や老化により健康障害に陥りやすい状態(フレイル)を防ぐことを目的とした「目標量」を意識しましょう。

以下に、女性が1日にとりたいたんぱく質量をご紹介します。
※ここでは、身体活動レベル「ふつう」の方の目標量を示しています。

【女性が1日にとりたいたんぱく質量】

女性が1日にとりたいたんぱく質量

※たんぱく質目標量の算出方法:推定エネルギー必要量(kcal/日) × たんぱく質の目標量(エネルギー%) ÷ 1gあたりのたんぱく質エネルギー(4kcal/g)
(例)1日に必要なエネルギーが2000kcal、たんぱく質の目標量の割合が15~20%の場合
2000×0.15÷4=75
2000×0.2÷4=100
たんぱく質の目標量は75~100g

日本人の食生活事情

データ

3食バランスのよい食事を摂ることが理想ですが、忙しい日常の中では難しい場合もあります。

最新の20歳以上を対象としたデータによると、たんぱく質の平均摂取量は、男女ともに推奨量を上回っています。しかし、目標量の範囲では下の方にとどまっています。また、主食、主菜、副菜を組み合わせたバランスのよい食事を1日2食以上とれている人は、半数以下です[6]。

そのような場合、日々の食事をベースにしながら、不足しがちな分を補う手段としてプロテインを活用することも一つの選択肢になります。

日本人の食生活事情

私の完全美容食画像

「私の完全美容食」は、大豆を丸ごと粉砕して作られたソイプロテインで、食事でたんぱく質が不足しがちな場面で活用するのに適した設計になっています。
1食(20g)あたり5.7gのたんぱく質を補うことができるので、主菜が軽めになった日や、食事量が少なかった日の調整に活用するのがおすすめです。

たくさんよりちょうどよく。プロテイン活用術

プロテインは、筋トレをする人だけのものではなく、ダイエットや美容、健康維持を意識する方にとっても、手軽にたんぱく質を補える便利な方法です。ただし、たんぱく質は多く摂ればよいというわけではなく、食事全体のバランスを整えることが大切です。 忙しい毎日の中で、「食事だけでは不足しがち」という場合には、プロテインを活用するのも一つの手段です。
プロテインは、種類や商品によって特徴が異なるため、目的やライフスタイルに合わせて選びましょう。

【参考文献】(すべて2026年 1月18日閲覧)
[1]Piri Damaghi M, et all. Comparison of the effect of soya protein and whey protein on body composition: a meta-analysis of randomised clinical trials. British Journal of Nutrition. 2022;127(6):885–895.

[2]文部科学省, 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年

[3]厚生労働省, 日本人の食事摂取基準(2025年度版)

[4]内閣府食品安全委員会, 大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A

[5]Messina M, et al. Effect of Soy Isoflavones on Measures of Estrogenicity: A Systematic Review and Meta-Analysis of Randomized Controlled Trials. Advances in Nutrition. 2025;16(1):100327.

[6]厚生労働省, 令和6年国民健康・栄養調査結果の概要

プロフィール

たわら りえ
管理栄養士 / フードスペシャリスト たわらりえ

管理栄養士・ヘルスケアライターとして活動中。医療・栄養分野の専門知識と実務経験を活かし、エビデンスに基づいた健康情報をわかりやすく届けている。乳幼児から高齢者まで幅広い世代の栄養サポートに携わってきた。現在は「食×色」の視点を活かし、健康づくりや生活習慣の見直しにつながる情報を発信している。

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